2020年10月31日


釜伏峠 サイクリング



大分ご無沙汰していたサイクリング。久しぶりに行ってきました。
いつもは前日入りして臨むのですが、コロナ禍ということもあり、比較的アクセスしやすいかつて行った寄居町役場から釜伏峠までのサイクリングです。

約10キロ、500メートルアップの「お手頃?」コースです。


【プロフィールマップ】
ポイント1 ポイント2 ポイント3 ポイント4 ポイント5 ポイント6
をクリックするとその地点で撮った写真をご覧いただけます。
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約1キロ地点(標高74m)

少し走ると荒川にかかる正喜橋にきました。
この橋から見る荒川は壮大です。











 
 


1.4キロ地点(標高95m)
分岐です。
 














1.6キロ地点(標高108m)
突然ですが、アクシデント発生。この分岐を通り過ぎてしまいました!!
結局、この地図の下のほうにある折原駅まで行ってしまいました!
気が付いて引き返して分岐を写真に撮りました。2.6キロ余計に走りました。







この看板が目印







3.8キロ地点(標高151m)
また分岐。釜山神社の参道入り口です。












 



3.9キロ地点(標高152m)

十字路にきました。写真の左へ向かいます。少しずつ上りますが、まだそれほどではありません。














約4キロ地点(標高164m)
またまた分岐。100mくらいしか走っていませんが、10m標高が上がります。









この分岐は写真の右側へ向かいます





4.8キロ地点(標高206m)
この辺りまで来るともう山に入った感じです。
すると「サンショウウオの里 中里生物研究所」の看板が。
気になります。中に入ろうかと思いましたが、鎖があり閉まっています。後ろ髪引かれる思いで先に進みます。
















6.2キロ地点(標高306m)
サンショウウオの里から100m標高が上がったところで、少し景色の開けた場所にきました。
結構な山奥な気がしましたが、開けた景色の背後をみると民家です。
まだそれほど山奥ってわけではないのか!?

 











 



7.2キロ地点(標高369m)
中間平に到着。ここには展望デッキがあり、ちょっとしたテーブルと椅子が用意されています。
ということで、ここでランチ。この日はご覧のようにとても天気が良く、眺望も良好。
「中間平からの眺望」という看板にはなんとスカイツリーの文字が!本当か?!
この日は残念ながら見えませんでした。
こんな景色のすばらしいところですが、まだ民家があります。


 


















8.9キロ地点(標高475m)
釜伏峠の関所跡に着きました。関所跡と言っても看板のみです。この看板には以下のように書かれています。少し長文ですが、参考まで。

(引用はじめ)
「釜伏峠は、武蔵野から秩父盆地に入る峠で、古くより秩父への往来の重要な交通路となっていました。
昔は大変険しい道で困難な道中でしたが、現在では道路も整備され、四季を通じてハイキングコースとして多くの人々から親しまれています。
この峠には関所が設けられており、約10畳ほどの建物が明治期まで残っていましたが、現在では、ひっそりと歌碑だけが立っています。
しかし、関所の規模などから考え、釜伏山の関所は大街道におかれていた本来の関所と異なり、どちらかといえば険しい道を越える旅人の往来の安全をはかるための脇関の役割をしていたものでしょう。
関所に関する記録について、現在何も残っていませんが、関所で使用された搦め手長刀等が釜伏山神社に保管されています。
(引用終わり)


 











 



約10キロ(標高540m)
関所跡から急激に坂がきつくなります。お腹もいっぱいだったし、休憩をとり過ぎて身体が冷えたこともあり、疲れがどっとでて、少し走っては自転車を引く始末。
そして、ようやく釜伏峠に着きました。峠の看板はとても小さいもの。あれれって感じです。
その代わり「釜山神社」の立派の石像があります。ここから歩いて境内まで入っていきます。

 



















 



釜山神社
さて、参拝です。この神社は狛犬に代わってオオカミが鎮座しています。数体いてよく見るととても可愛らしいお顔をしています。
この荒川上流地域一帯はオオカミ信仰があるようで、とても珍しい地域のようです。国土交通省 荒川上流河川事務所のHPから案内文を見つけましたので、引用してみましょう。

(引用はじめ)
荒川上流域のオオカミ信仰
秩父山地にはかつてオオカミが生息していました。そのため三峯神社などオオカミを祀っている神社が多数あり、現在でも信仰されています。

日本国内では明治末期に絶滅したとされるオオカミですが、荒川上流に広がる秩父山地もまた、かつてオオカミの生息地でした。
秩父山地一帯には「お犬様」と称してオオカミを祀っている神社が多数あり(三峯(みつみね)神社など計21社)、全国的にもめずらしい地域です。江戸時代に始まったとされるお犬様信仰は、関東甲信地方へ広がりをみせ、その信仰は現在もなお続いています。そのためこの地域では、現在も毛皮や頭骨を保存している家が何軒もあり、オオカミにまつわる伝承や伝説も各地で聞くことができます。

神様のお使いお犬様について
神様のお使いは動物に姿を借りて現れますが、これら神様のお使いのことを「神使(しんし)」や「眷属(けんぞく)」といい代表的なものとして稲荷神社のキツネ、八幡神社のハト、日吉神社のサルなどがあげられます。
お犬様は、山犬・オオカミが持つ類いまれな能力に、人々が畏怖(いふ)と畏敬(いけい)の念を抱き、その強い力にご神徳を求め、神様のお使いとして信心されています。秩父郡内では、三峯神社や寳登山(ほどさん)神社、両神(りょうがみ)神社(2社)、龍頭(りゅうず)神社、城峯(じょうみね)神社などがお犬様を祀っています。
この中には、神の意を知らせる兆しとして現れたお犬様に、その霊力を遺憾なく発揮していただくため、毎月の又は特定期間の特定日に「お犬様の扶持(ふち)」、「お犬様のエサ」、「お炊き上げ」と呼び習わして、赤飯・小豆飯あるいは白米を生饌(せいせん)のままや熟饌(じゅくせん)に調理し供える神事を行う神社もあります。
(引用終わり)

そうですか。この辺りにはニホンオオカミが生息していたのですね。
オオカミは神様の使い。オオカミと共存できなかったのでしょうか。寂しいですね。
それにしても、ニホンオオカミのはく製の画像がネットで見てみたら、この石像とそっくりです。
ニホンオオカミに思いをはせながら、この旅を締めくくりましょう。


 



































 
 
撮影日:2020年10月31日
iPhoneSE


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